精神ニート

面倒臭い人のただのひとりごと


未来に希望的で好意的な人間は精神的に余裕があるからって思っているけどその根本には必ず未来は来る、まだ死なないと自分を信じているというのがあるのかもしれない。平和ボケしているのかどうかはさておき。
そういう意味では未来に希望的な人間は無敵なのは合っているのかも。


終始楽しみながら読んでいた伊坂幸太郎の重力ピエロを読み終えた。

「ミステリー」としての観点でみると出来は良くないかもしれないけど1つの物語としてはとても面白かった。

伊坂幸太郎の独特な人物達の会話や蛇足のような場面がのちのちの物語に顔を出す度にああ、そういえば前にこなこともあったな!昔言ってたねそんなこと!とワクワクする。

そう思うことは、さも自分がその物語の世界の一員かであるような錯覚に陥る要素の1つだと思う。
伊坂幸太郎は妙な現実感や自分の身近にある出来事、と思わせるのが上手い。少なくとも自分はそう思わせられる。

というか正確に言うと自分の出来事かのようにリアル。非現実的な要素が詰め込まれている物語だろうと。

音楽を聴いたり小説や漫画を読んだり、とにかく芸術に触れていると嫌な現実の存在を排除出来てのめり込める。だから芸術が大好き。

もっともっと歪んでいるけど平和で暖かい未体験な物語を読みたいし、刺激的で力強い音楽を聴きたい。

とりあえず伊坂幸太郎の小説を読破せねば!